インタビュー

Interview

自分の経験を信じて、中途入社

自分の経験を信じて、中途入社

引地 裕輔

Yusuke Hikichi

放射線管理員 / 2020年中途入社

長年勤めた会社から、転職を決意

前職では、東海保障措置センターの隣にある日本原子力研究開発機構の協力企業に勤めていました。出向社員として、原子力施設で使う装置の保守や技術開発を主に担当しました。
勤続して14年、やりがいのある仕事でしたし、たくさんのことを学ばせてもらった職場でした。しかし契約期間のある出向というかたちではなく、より裁量を持って仕事がしたいという思いが年々強くなりました。 その折、核物質管理センターに勤めている知人から、保安設備の保守管理の募集が始まったことを聞き、応募しました。 面接では、私の長年培った原子力施設の保守や技術を活かしつつ、裁量と責任ある仕事を任されてこそ、より一層のモチベーションを持って業務にのぞむことができるということを伝えました。無事、採用試験に合格し、今は以前より私の求めていたことに近いことができていると感じています。

組織としての課題への取り組み

今の私の業務は、センター内にある分析所の設備管理。分析所とは、全国の原子力事業者から提出された試料を分析する場所です。
その中で目下、私がいま取り組んでいる課題は、設備の高経年化に対する対策で、具体的にどう保守、管理するか検討しているところです。
予算、人材、通常業務との兼ね合い、優先順位などを加味して計画を立て、承認をもらって工事を遂行します。仕様書をつくり業者の方と打ち合わせをし、次に作業要領書をつくって安全にできることを確認、工程に合わせ折り合いをつけながら、計画的に進めていく。進捗確認含め、マネージメント力も求められますが、やりたかったことなので楽しんでやっています。計画通り業務が完了したときはすごく達成感があります。
最も重要なのは安全性で、何をするにもその観点で考えています。

休みの日は趣味や家族との時間をだいじに

夜間休日等に、災害や異常が発生した場合、施設の確認・点検のため、できるだけ出勤できるように準備はしておく必要はあります。しかし、私の中ではホワイト企業だなと思うことが多いです。人員を十分に確保してくれているということもあり、残業もそこまでなく、休みもしっかりとれます。自分の趣味や、子どもの行事に参加したり、家族との時間を大事にできていると感じています。

応募へのハードル、「核物質」というものに対する心配がある方へ

正直、どうしても「核物質管理」という社名のイメージから応募時ハードルが高そうと思われたり、業務の安全性に対して多少なりとも心配を持つ方もいると思います。
私は工学系の学校を出たので、機械・設備の保守や、その構造、役割について興味がありました。しかし、これから興味をもって理解したいと思えることが大事で、職種の経験は必須ではないと思います。
新たに入社する方は、経験や知識に応じた教育プログラムがあるので、それに沿う流れで業務を覚えていきます。課で管理する設備や機械は本当にいろいろあって、経験に応じた座学と実技をこなしてから次のステップに行きます。分からないことがないよう、確実に履修していくイメージですね。
また、私をはじめ、職種の経験がある職員が多く、組織としてもノウハウが蓄積されているので、新人さんは新卒中途関係なく、しっかり教育していく風土があるので、気になる方は気おくれせず応募してほしいなと思っています。
また、核物質管理センターは核物質の取り扱いをしている施設だということもあって、安全性については特段意識が高いと思います。もし、応募にあたり危険なことはないのかなとか、心配をお持ちの方がいたら、職種関係なく、採用窓口へ問い合わせてみてほしいです。
今後も時代に合わせた進化をしていく当センターで、新しい方の力はどんどん必要なので、私のメッセージが応募の一押しになりましたら幸いです。